今年の春ごろから、駆動系から異音がするようになった。
7月の車検の際、駆動系のチェックをお願いしたところ、フロントカップリングに亀裂が見えるとのこと。前回交換したのは2013年。交換作業は部品が届いてから行うことにして、とりあえず車検だけ通しておいた。
部品が届き暑さもひと段落してきたので、センチュリーオートサービスでリフターをお借りして交換作業開始。今回は社長さんにも手伝っていただいた。
久々の交換作業は順調に進んでいたが、プロペラシャフトを後ろに引き抜くところで問題発生。フロントカプリングがフライホイールから外れない。バールをフライホイールとカップリングの間に入れ、少しずつこじってなんとか外れた。
プロペラシャフトを下ろしてみると、フロントカップリングが錆で赤くなっていた。どうやら中心位置決めするブッシュとフライホイールが錆で固着していたようだ。カップリングの亀裂は途中までで、完全には千切れていなかった。
ブッシュを分解してみると、中のスプリングが折れていた。多分、異音の原因はこれだ。ただ、困ったことにこのスプリングは単品で売られているのを見たことがない。とりあえずテンションには影響がなさそうなので、折れた部分を取り除き、ブッシュ全体とフライホイールをクリーナーで洗浄、グリスアップして組み付ける。フロントカップリングは切れていなかったものの、折角なので新品に交換。
作業完了後、試走してみると異音は完全に消えた。
スプリングは次回までに探し出すことにする。